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トリビア

集中力をあげたいときは!!

今回のトリビアは教員の湯島彰良が担当します。

 

受験シーズン真っただ中ですね。

つい先日、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家試験も終わりました。

この記事を読まれている方の中には、まだ受験を控えている受験生の方がいらっしゃるのではないでしょうか。

試験の直前まで、ずっと勉強をしていないと不安で仕方がない……なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

後悔のないように勉強に時間を費やすことはとても大切ですが、残りの時間全てを勉強に回すことはできません。食事や睡眠、休憩の時間も、万全の状態で試験に望むためには必要です。

この記事がご覧になっている皆さんのちょっとした息抜きになれば幸いです。

 

さて話は変わりますが、私が鍼灸学校の学生の頃、経穴の先生に「集中力のあがるツボってありませんか。」と聞いたことがあります。

その時に教えていただいた経穴は「百会」というツボでした。

百会は頭のてっぺん、体の真ん中の縦の線と左右の耳の先端を結んだ線の交わるところにあります。

皮膚にあるツボと内臓を繋ぐ道を経絡と呼びますが、百会は督脈という経絡に所属するツボで、督脈の他に足の太陽膀胱経、手の少陽三焦経、足の少陽胆経、足の厥陰肝経といった様々な経絡が交差する場所にあるツボです。

督脈は東洋医学における脳や脊髄とも関連があり、記憶力に関わる疾患の治療に用いられます。

また百会は様々な経絡が交差するツボであり、百会を刺激することで体の広い範囲に治療効果が現れると考えられます。

この記事を読み終わった受験生の皆さんは勉強を再開する前に、指で頭皮を優しくマッサージするつもりで百会を押してあげると、集中力が高まるかもしれません。